ラジオショッピングを制するものは番組も制する

ラジオショッピングというものをご存じですか。昨今ではテレビや動画配信サイトでサプリメント、化粧品・ダイエット食品や洋服の販売広告を掲載される時代となり、数多くのタレントと販売員がアイテムの良さを伝えるようになりました。しかし、1980年代頃まではラジオが放送媒体の中心で、タクシーに乗車をすれば必ず放送を流していたものです。また工場などでも常時番組を付けており、年間で約70パーセントもの視聴率となっていました。

演歌番組や経済ニュース、さらには地域情報などいろんなチャンネルがありましたが、必ずといっていいほど番組の合間でラジオショッピングがスタートしました。ここではこのラジオショッピングの概要について、簡単に解説をします。まず、放送業界では以前から、ラジオショッピングを制するものは番組も制するという言葉が語られていました。これはどういう意味なのかというと、ラジオショッピングはDJの話術と表現力が売り上げを左右していたからです。

ラジオはリスナーに耳に語り掛ける媒体であり、映像は決して目にすることはできません。例えば布団を紹介する場合、どのような模様なのか、色・使用している素材などを知るにはDJの説明が必須です。わかりやすくそして魅力的に伝えられる方は、それだけ発想力に長けているといえます。過去に1時間で4000個もの枕を売り上げた方がいて、現在でもカリスマDJと呼ばれて活躍をされています。

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